バッグコース(2年制)


バッグメーカーコース

2年間でバッグメーカーに必要な基礎知識、技術を体系的に学ぶ
コースポイント
さまざまなバッグのデザイン・制作技術を中心に、原寸図面の描き方やマテリアル知識、マーケティングのノウハウなどプロのバッグクリエーターに必要なスキルを体系的に学びます。また、産学協同プロジェクトや人間工学など、一歩先行くクリエーターを目指すためのプロジェクトも満載です。
1年次
DESIGN
基本的なデザイン画の描き方から、コラージュ展開、造形学など、発想からデザインまでを体系的に学習します。また、イメージ通りに美しく仕上げるために必要な原寸図面、パターン制作の基礎も身につけます。
PICK UP
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デザインドリル
デザイン画・仕様書・線画など、デザインの基礎を学ぶ。
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ペーパーバッグ
紙の素材と特徴を理解し、平面から立体を発想する力を養う。
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ポートフォリオ
デザイン画や作品の画像などをレイアウトし制作する。
MAKING
サイズやデザインに加え、皮革、布、ナイロンなど使用素材の種類が多岐にわたるバッグ。規定課題を通し、あらゆる形状や素材に対応するパターンと縫製テクニックを学びます。
PICK UP
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鞄分解・課題提出袋制作
鞄の分解や課題袋の制作を通して、ミシン・工具の使い方などの基礎技法を学ぶ。
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ボストンバッグ・
ショルダーバッグポケットの制作や内装の構造・組立ての理解を深める。美錠制作にも挑戦。
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同一パターントートバッグ
規定のパターンから、素材や、ディテールなどをオリジナルにアレンジ。
1年次最終課題
オリジナルバッグ制作
与えられたテーマからアイデアを展開し、バッグとしてカタチにしていくプロセスを体得します。
完成した作品は、ファッションショー形式で発表。




2年次
カリキュラム抜粋
パターン&メーキング
口金付きバッグ制作(一本手手縫い技法)/ 立体縫製によるバッグ制作(いせ込み技法) / 販売用バッグ制作 / 人間工学を利用したバッグ制作 / パターンバリエーション / 産学協同プロジェクト / 卒業制作
デザイン&製図
原寸図面応用 / トレンドデザイン / コレクションプランニング / 販売用バッグデザイン / 3D CADデザイン応用/ ポートフォリオ制作 / 産学協同プロジェクト/ 卒業制作
アドバンスドクリエーション
人間工学講義および実地検証 / マーケティング概論 / リサーチプログラム / ブランドプランニング演習 / 外部販売会 / 業界セミナー / 鞄工場訪問
カリキュラムは毎年見直されます。
PICK UP
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応用力を身につける
口金付きバッグ
バッグのデザインに合わせて口金枠(開口部の金属パーツ)もオリジナルで制作します。分割通しマチ、底マチのポストミシン仕様のパターン技法も習得。
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人間工学に基づいたバッグ制作
バッグの機能にも着目
重いものを持つときの姿勢や筋肉の反応、負荷軽減のための重量バランスや形態など、 身体とバッグの関係性について実地検証を行い、機能性を考慮したデザインの展開方法を学びます。
2年間で学ぶ製法紹介(一部抜粋)
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原寸図面
バッグデザイナーの仕事は、デザイン画、仕様書を描き、それらを元に実物と同じ寸法の設計図“原寸図面”を引きます。デザイン画の曲線や仕様を原寸の図面に描く事は、デザイン画を制作者に伝える大事なツールとなります。
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ハンドル制作
“運ぶ”という役割を一番に果たす持ち手。その形状によってもバッグ全体の印象は大きく変化します。丸手ハンドル、平手ハンドル、一本手ハンドルなど、さまざまな種類のハンドルを、手縫いやミシン縫製で制作します。
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ハンドソーンテクニック
ミシンの技術が進歩したことで、現在手縫いができる職人が減っていると言われています。バッグコースでは、1年次から手縫い技法を学び、さまざまな種類のステッチを習得。革小物やハンドル制作にも活かします。
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絞り技法
革の柔軟性、可塑性を利用し、縫製することなく一枚革を立体的に成形する技法のこと。型に合わせて、革を“引っ張る”“伸ばす”といった作業により、ふくよかな形状や中空のフォルムの表現が可能になります。
