ジュエリー,シューズ,バッグ,ウォッチの各分野に特化した"モノづくり"の技術習得を目指す専門学校

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卒業生紹介

ジュエリーコース

※取材時点の内容となります。

シューズコース

※取材時点の内容となります。

バッグコース

※取材時点の内容となります。

ウォッチコース

※取材時点の内容となります。
大日向 弥生さん
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
ハンドエングレーバー(※)
大日向 弥生さん

ジュエリーに「感動」を刻む仕事

 大日向さんは、日本でたった6名のティファニー“ハンドエングレーバー”の1人だ。「入社後まず最初に取り組んだのが、レタリングという文字のトレーニング。ひたすら紙に鉛筆で書いて練習しました」。その後は銅板に直線や曲線を彫る練習。商品にさわれるようになったのは2年目からだ。もちろん最初は下書きまで。「初めて商品を彫ったのは、2年目の終わり頃でした」。他のブランドが機械を導入する中、手彫りにこだわるティファニーならではの厳しさだ。
 ハンドエングレービングの魅力は「手彫りなので、決して同じものが出来ない、世界で一つだけのジュエリーになること」だと大日向さんは言う。「ジュエリーに思いを刻む、素敵な仕事だなと思います」。だからこそ、スピードを求められる作業でも妥協せず、仕上がりの美しさを追求する。お客様が目にする瞬間の感動を想像しながら、「世界に一つの大切なもの」を日々生み出し続けている。

※商品にイニシャルや数字、絵などをアレンジし、手彫りで彫刻する職人

COMPANY DATA

ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク

https://www.tiffany.co.jp

1837年ニューヨークで創業。世界で最も有名なハイジュエリーブランドを称する「世界5大ジュエラー」の中のひとつ。100年以上前に考案した“ティファニーセッティング”のリングは、現在も婚約指輪の代名詞として世界中で愛されている。

福山 優香さん今野 琢也さん
株式会社ミキモト装身具 クラフトマン
福山 優香さん・今野 琢也さん

卓越した技術と知識の伝承

 各国王室にも愛用されている老舗ブランド、ミキモト。同社では美術工芸品から、細かなパーツにいたるまであらゆる業務にクラフトマンが携わる「多能工」体制をとっている。今野さん・福山さんは、制作部門の一員として高級宝飾品を中心に手掛けている。
 二人ともヒコ在学時に技能五輪へ出場、金賞を受賞した経験があるが、「入社して先輩方の仕事を目の当たりにしたら、今まで得てきた技術や知識は本当に氷山の一角だということがわかった」(今野さん)というほど、同社には日本の第一線を担うクラフトマンが集まっているという。「日々たくさんのMIKIMOTOジュエリーを手がけていく中で、しっかりと技術が身について応用できるようになる。その積み重ねが魅力であり、やりがいへと繋がっています」(福山さん)。
 日本の職人技と最新知識を得られる環境の中、二人は切磋琢磨しながら一流クラフトマンへの歩みを進めている。

COMPANY DATA

株式会社 ミキモト装身具

https://www.mikimoto-jf.co.jp

世界で初めて真珠養殖に成功した御木本幸吉が創業者。以来100年以上の伝統を継承し続けている。洗練された高品質なジュエリーで日本のジュエリーを牽引するミキモトブランドの商品制作を担っている。

菅野 早紀さん
株式会社桑山 デザイナー
菅野 早紀さん

コンテスト入賞を通じて見つけた、新たな目標

株式会社桑山でデザイナーを務める菅野さん。現在はクライアントニーズに基づいたジュエリーデザインを月3~4個、プロパー(自社企画)商品のデザインを月1~2個手がけている。同社では毎年JJA(※)主催のジュエリーデザインアワードへ参加している。社内プレゼンなどを経て選ばれた社員が出場権を手にし、材料費なども会社が負担してくれるというものだ。菅野さんは2014年の同コンテストに「PEACOCK(孔雀)」をテーマにした作品を出品し、みごと優秀賞を受賞した。「今回の作品出品で、実現できるデザインとできないデザインというのが如実に見えてきました。きちんと実現できるデザインを描くことが、今後の課題です」。コンテストを通じて、新たな目標とやりがいを見つけた菅野さん。「毎日が勉強ですが、手がけた商品が店頭に並んでいるのを見ると本当に嬉しいもの。着け心地がよく、愛されるジュエリーを生み出していきたいです」。※一般社団法人 日本ジュエリー協会

COMPANY DATA

株式会社 桑山

https://www.kuwayama.co.jp

ダイヤモンド、パール、チェーンをはじめとするジュエリーの総合メーカー。企画・デザインから生産、販売、サービスまでを一貫して行う。自社オリジナルジュエリーのほか、OEM、ODMも手がける。

竹森 充泰さん
株式会社 アーカー 生産管理部スペシャリスト
竹森 充泰さん

AHKAHの品質を守る「良心」でありたい

AHKAHの生産管理部門を束ねる竹森さん。年間約10万点もの商品を、品質を守り、納期を遅らせることなく供給する仕事には大きな責任が伴う。「重要なのは『品質の安定』と『商品の安定供給』」だと竹森さんは言う。そのために心がけているのは、製造現場との密なコミュニケーションだ。修理の多いものについては問題点や改善策を徹底的に話し合う。  竹森さんが大切にしているのは、「品質は良心だ」という言葉。たとえば検品の段階で少しでも良くない点に気づいたら、「これはお客様に渡してはいけない」という「良心」を持って不合格とする。「良心を忘れると、知らず知らずの間に品質が低下していく」のだという。「僕は、AHKAHの商品を手にしたお客様に『感動』してほしい。ジュエリーを通してお客様が喜んでくれたり幸せになったりする、その手助けができればいいな、と」。竹森さんが送りだすAHKAHのジュエリーは、お客様に対する想いであふれている。

COMPANY DATA

株式会社 アーカー

https://www.ahkah.jp

1997年設立。 “日常生活の中で親しみやすく、着けやすいジュエリー” というコンセプトのもと、熟練職人がつくり出すジュエリーは、日常に寄り添う小さな「宝物」として多くの女性から支持を得ている。

中田 綾奈さん
株式会社 エフ・ディ・シィ・プロダクツ
カナル4℃デザイナー
中田 綾奈さん

ジュエリーデザインは「あこがれ」を生み出す仕事

中田さんが4℃で働くことを決めたのには、2つの理由があった。1つは同社のモノづくりへの熱い思いに心を動かされたこと。そしてもう1つは、4℃との“縁”だった。「二十歳の誕生日に、叔母からもらった初めてのジュエリーが4℃だったんです」。華奢で可愛いそのネックレスは、大人になりたての彼女にとって「あこがれのジュエリー」だった。  現在はセレクトブランド『canal 4℃』でジュエリーデザインを担当している中田さん。「canalは流行を意識したブランドでもあるので、こまめに市場調査に出て、素材や色、デザインなどの変化をキャッチするようにしています」。一昨年には、中田さんがデザインを任されたクリスマス限定シリーズが見事完売し、大きな自信になった。デザインに悩んだらお客様の顔を想像する、という中田さん。自分の生み出すジュエリーが、誰かにとっての「あこがれ」になるように。そんな思いで日々仕事と向き合っている。

COMPANY DATA

株式会社 エフ・ディ・シィ・プロダクツ

20代の女性から圧倒的な支持を得ている『4℃』は、1972年に誕生。ジュエリーだけでなく、バッグ、時計、メンズへとアイテムを拡げ、『4℃』以外にも『canal4℃』『MAISON JEWELL』などのブランドも展開。

大出 真由さん
株式会社 ルキナ 企画デザイン
大出 真由さん

初めて企画した商品がIJT(国際宝飾展)で受注獲得!

 大出さんの仕事は、大きく二つ。クライアントの要望を形にするOEM業務と、展示会などに出品するオリジナル商品の企画だ。OEM業務で求められるのは「提案力」。素材やデザイン上、実現が難しい要望に対して、「できません」とは言わずに「こういう形ならできます」と提案し、お客様に寄り添う対応を心がけているという。
 今冬の日本最大のジュエリーの展示会IJT(国際宝飾展)では、大出さんの企画したジュエリーが海外のお客様から好評をいただき、受注が決定。知らされたときは「思わず『やったあ!』って叫んじゃいました」。自分の思い描く「可愛い」が形になる瞬間は大きな喜び。さらにそれが売れれば、自信につながる。
 自社のジュエリーも「もう13個も買いました(笑)」というほどお気に入り。新たな「可愛い」は、こんな“ジュエリー愛”から生み出されていく。

COMPANY DATA

株式会社 ルキナ

https://www.lukina.jp

ファッションジュエリー/ブライダルジュエリーの企画・デザイン・製造・販売を行っている。自社オリジナル商品だけではなく、OEM商品も多数手がけており、国内・海外へ向けて幅広いデザインの商品を提案している。

中畦 沙耶さん
株式会社 貴和製作所 企画
中畦 沙耶さん

アクセサリー作りの楽しさを広めたい!

 言わずと知れたパーツメーカー、貴和製作所で商品開発を担当する中畦さん。お店には学生時代からよく足を運んでいたという。「パーツ屋さんって、いわゆる問屋さんタイプが多いけれど、ここはまるでファッション誌の世界みたいにハイセンス。創作意欲を刺激されました」  日々リサーチを重ね、アイデアが生まれたら企画書を書き、提案する商品開発の仕事は、自由度が高い分、客層を捉え、「次に流行るもの」を予想する視点の高さも重要になる。そしてもう一つ、中畦さんが大事にしているのは「お客様が快適に自分の作品を作れること」だ。「お客様は職人じゃなく、趣味でアクセサリーを作られている。だから、使い方や作り方が“わかりやすい”ことがとても重要なんです」。店頭で会ったお客様に「これ自分で作ったんです!」と言っていただけると、とてもうれしい。「作る楽しみ」を誰よりも知っている中畦さんだからこそ、その楽しさをたくさんのお客様に味わってほしいのだという。

COMPANY DATA

株式会社 貴和製作所

https://www.kiwaseisakujo.jp/ shop/default.aspx

1975年創立。アクセサリーパーツの製造・卸・販売およびオリジナルアクセの企画・販売を手掛ける。パーツの問屋街として有名な浅草橋に3店舗、銀座、原宿(ラフォーレ原宿)等に直営ショップがある。

田淵 篤子さん
DRESS UP EVERYDAY デザイナー
田淵 篤子さん

「ブランドをつくり上げる」という刺激的な挑戦

e.m.から生まれた新ブランド「DRESS UP EVERYDAY」。そのデザイナーに大抜擢されたのが田淵さんだ。e.m.が新たにデザイナーを立てるのは今回が初めて。「最初はプレッシャーというより、とにかく必死。でも、私が『可愛い!』と思えるモノを生み出す作業は、すごく楽しいです」。「DRESS UP EVERYDAY」は、期ごとにコンセプトを設定して展開するブランド。田淵さんはコンセプトメイキングから全てを任されている。「コンセプトは毎回ガラッと変えたいんです。お客様にいつも新鮮な驚きを感じていただきたいので」。ただしお客様の好みを考慮し、イメージは変えつつテイストは残す。そのさじ加減が難しいのだという。「自由にやらせていただいている分、責任も感じます。でも、常に挑戦は続けていきたいですね」。今後はよりストーリー性のある商品を展開していきたいと語る田淵さん。彼女の表現する世界観は、これからもたくさんの驚きとトキメキをもたらしてくれるはずだ。

BRAND DATA

DRESS UP EVERYDAY

http://www.em-grp.com/brand/ dress_up_everyday/

毎日をドレスアップするコスチュームジュエリーのブランド。2014年2月のroomsでデビュー。

兼﨑 遼斗さん
セイコーインスツル 株式会社 匠工房 彫金師
兼﨑 遼斗さん

世界で数人しか到達できない技術の高みへ

 最も薄い部分が厚さ僅か0.25mmの時計の盤面に、オリジナルの彫刻刀を使って繊細かつ立体的な図柄を描く。兼﨑さんが取り組む彫金技術は、想像を遙かに超える高みにある。
 彫った線が美しく光るよう、彫刻刀の角度や彫りの深さを微妙に調節しながら彫り進めていく。試行錯誤は大変だが、ステップ毎に修得したときの達成感は何物にも代えがたいという。世界レベルの技の修得を目指す兼﨑さんの挑戦は続く。

BRAND DATA

セイコーインスツル 株式会社

https://www.sii.co.jp/jp/

1937年設立。国産ブランドの最高峰「グランドセイコー」や、世界有数の薄さを誇る「クレドール」など、世界中の人々に愛される腕時計を作り続けている。

佐藤 菜津子さん
Sis. ショップオーナー デザイナークラフトマン
佐藤 菜津子さん

ジュエリーでアートを日常に

 「雑貨するアート」をコンセプトに実の姉とブランドを立ち上げた佐藤さん。ヒコ在学中にアートジュエリーにたくさん触れ、ジュエリーなら、人と最も近いところで常に触れられるアートになるのでは? と気づいたのだそう。原宿のショップもオープンしてから14年目。佐藤さんは「ここまで長く続けられたのも、仲間やお客様、たくさんの方々の力があってこそ」と語る。そんな感謝の想いが詰まった「Sis.」は、これからも進化を続けていくに違いない。

BRAND DATA

Sis

http://www.sis-hi-sis.com

姉の亜美さんがバッグ、妹の菜津子さんがジュエリーを制作。原宿のショップではコンセプトに賛同するデザイナーの商品も取り扱う。全国の百貨店等で期間限定ショップも開催。

藤原 勇気さん
株式会社 ライオンハート
ブランド事業部 Webディレクター
藤原 勇気さん

ブランドとしての思いをお客様に確実に届けるために

 Webが最もポピュラーな検索ツールとなっている今、藤原さんの役割は大きい。商品の魅力が最大限伝わるように、撮影や紹介文の細部にこだわり、練り上げていく。サイトの良し悪しが実店舗への送客や売り上げに直結する。
 大切にしているのは「ブランド愛」だ。「愛があるから、もっとカッコよく見せたい、多くの人に伝えたい、と思う」。発信する思いがブレなく伝わり、それがお客様の喜びになる。そんな幸福なつながりを日々生み出している。

BRAND DATA

LION HEART

https://www.lion-heart.co.jp

1996年から続くドメスティックブランド。『常に変化を恐れず 新たな価値観をシェアし続ける アクセサリーブランド』をコンセプトに常に新しい事柄に挑戦し続けている。

キタ ユキさん
RooSY ブランドオーナー デザイナー
キタ ユキさん

「お守り」ジュエリーでつける人の心をバラ色に!

キタさんが作るのは『お守りとしてのジュエリー』。『つけていると自信が持てる』『元気になる』というお客様の喜びの声が何よりの原動力だ。先日は結婚指輪を作ったお客様から、お母様の還祝いのプレゼントをオーダーしていただいた。そんな繋がってゆくご縁も嬉しい。昨年は原石を仕入れにミャンマーまで足を延ばした。現地で見たもの、感じたものがデザインの刺激になる。『つくり出すものも、私自身も変化していると思う』。新しい歴史は始まったばかりだ。

BRAND DATA

RooSY

http://roosy.jp

『ひとの心を豊かにするものを作りたい』をブランドテーマに、身につけることを楽しめるようなオリジナルデザインジュエリーや、オーダーメイドでのブライダルジュエリーを生み出している。

服部 優稀さん
アッシュ・ペー・フランス 株式会社
rooms Ji-Baアシスタントバイヤー
服部 優稀さん

「これ、いいな」をたくさんの人につなげたい

おしゃれな雑貨が並ぶセレクトショップ「rooms Ji-Ba」でアシスタントバイヤーとして働く服部さん。展示会で新たなブランドを発掘するかたわら、ショップのサブ(副店長)として店内ディスプレイも手掛ける。売れ筋の財布のシリーズは、なんと休日にプライベートで訪れた店で発見し、契約が実現したのだとか。目標は「私と仕事をしたいと言ってもらえるバイヤーになること」。持ち前のアンテナで、日々新しい何かを探し続けている。

COMPANY DATA

アッシュ・ペー・フランス 株式会社

国内外に80店舗以上展開。ヨーロッパを中心に世界中のクリエイターの洋服やアクセサリー、雑貨などを取り扱う人気企業。

芳田 慎平さん石原 真美さん
nibi クラフトマン・デザイナー
芳田 慎平さん・石原 真美さん

つける人と一緒に日々を重ねるアクセサリー

活動を始めて丸5年。二人で楽しみながらモノづくりをしていくという道を思い描いたとき、それが自然に「nibi」という形になったのだという。自分たちが「好き」と思えるものをつくるのが唯一のルールだ。  こめられているのは、「普段使いで、長く愛用していただきたい」という思い。「私たちの思いを受け止めて、気に入って使い続けてくださるお客様が増えているのが、すごくうれしいですね」

BRAND DATA

nibi

http://nibi-craft.com

金属の色合い、日常になじむデザインにこだわったジュエリーを展開。2016年にオープンしたアトリエ兼ショップ「renri」では、結婚指輪の手作りやオーダーメイドを手がけている。

小熊 裕樹さん
Legio Made(レギオメイド) 
ブランドオーナー
小熊 裕樹さん

“身につける彫刻品”ともいえるシルバーアクセサリー

“身につける彫刻作品”という言葉を体現する細部までつくり込まれたシルバーアクセサリー。「選ばれたモノ」という意味をもつブランド名には、アイテム(物)と人(者)が互いに惹き合い、選び合う関係でありたいという想いを込めた。小熊さんの作品は、つくり込みの細かさという面でも際立っている。「ただ雰囲気がカッコいいだけでなく、どの角度から見ても“抜かりがない”ように」を常に意識し、自分にしか生み出せない世界観を表現することをモットーにしている。「ブランドを育てることはライフワーク。つくることは死ぬまで続けるつもりでやっていますから」。ブランドの軸は動かさず、追い求める世界観はさらに深く。ファンは少しずつ増え続けている。「購入していただいたお客様から『すごくよかった。一生大事にします!』なんていうメールが届くことも。僕の想いを込めた作品が、誰かの大切なパートナーとなっている。そう実感でき、自信がもてます。それが僕のモチベーションですね」。

BRAND DATA

Legio Made(レギオメイド)

http://legiomade.com/

在学中に立ち上げたシルバーアクセサリーブランド。重厚かつ繊細なつくりのアイテムを展開し、ミュージシャンの衣装協力等も行う。国内外のセレクトショップを中心に活躍中。

簑和田 幸恵さん
ミノワダジュエリークラフト 
オリジナルショップ/ブランドオーナー
簑和田 幸恵さん

七宝の技と造形美で表現する日本の美

日本の四季折々にある美の景色を、七宝装飾を使って優美なジュエリーに仕立て上げるのが『ミノワダジュエリークラフト』。ヒコの同級生だったご主人と立ち上げたジュエリーショップだ。「和のテイストを取り入れたゴージャスなジュエリーは珍しいので、ロシアの映画俳優など、海外からの評価をいただけることもあります。ただ、国によってはデザインが気に入られても価格の部分で相容れないことも。どんなに繊細で美しくても、七宝はガラス。宝石に比べて劣るものだという見方もあるんですよね」。ジュエリーは曲線的かつ複雑な立体。思い描いた通りに彩るためには、釉薬の調合や焼付けの温度など、さまざまなポイントを同時にクリアしなければならない。その技としての価値が、伝わりきれないことがあるのだという。「私たちの作品づくりが、人々の認識を変えていく一端になれたら。そう思いながら、より美しい七宝ジュエリーを追求する毎日です」。

BRAND DATA

ミノワダジュエリークラフト

http://www.minowada.net/

アトリエ併設のジュエリーショップ。オリジナルブランド『shiki』では、ドレスラインのハイジュエリーを中心に展開。JJAジュエリーデザインアワード・グランプリ等、多数のコンテスト受賞。

馬場 沙代さん
株式会社ビザール ディー・エル・シー  
デザイナー兼ショップスタッフ
馬場 沙代さん

シルバーをもっと女の子にも愛用してほしい

ファッショナブルながら手頃な価格のシルバーアクセサリーを販売しているビザール。シルバーと相性の良い革小物も取り揃えるこのブランドで、馬場さんはデザイン・制作・販売・修理・事務など多岐にわたる業務に携わる。「デザインだけ、制作だけというのではなく、お客様と接しながらクリエイティブな仕事もできるのが私に合っています。反応を直接見られるからこそ、ものづくりのやりがいを実感しますね」と言う彼女は、1年間のアルバイトを経て正社員となった。最近はブランドパンフレットの制作、写真撮影などを担当することも。接客中には、プレゼントを買いに来た『シルバーに詳しくない女性』の相談にのることも少なくない。「シルバーアクセサリーって、どうしてもいかつい男の人が多いイメージ。でも合わせ方次第でとても上品にまとめることもできるんです。もっともっと女の子のファンを増やしていきたいですね」。

BRAND DATA

Bizarre gallery Tokyo

https://direct.bizarre.ne.jp//

数千円からというリーズナブルな価格が魅力のシルバーアクセサリーブランド。シルバーのみならず、革小物も充実しており、中高生から60代までファンは幅広い。

小泉 匡史さん
株式会社 アシックス 
デザイナー
小泉 匡史さん

熱い気持ちをアスリートのためのデザインに

日本を代表するシューズメーカー、アシックスで活躍する小泉さん。彼がスポーツシューズのデザイナーを目指したのは、大学時代に夢中だったフットサルがきっかけだった。「フットサルのコートでプレイしやすく、かっこいいシューズを作りたいと思ったのが原点です」 小泉さんの代表作はトレイルランニングシューズ「GEL-FujiLyte」だ。フランスのグザビエ・テベナール選手がGEL-FujiLyteを履いて世界最高峰のレースUTMBで優勝した。「選手のフィードバックをもらって4段階で改良していきました。グザビエ選手が昨年UTMFに招待されて来日した際、インタビューできたんですよ。とても気に入ってくれていて、選手と近い距離で仕事ができたことがうれしかったですね」 小泉さんのモチベーションのコアにあるのは、「アスリートのためにデザインしたい」という思い。「どのシューズのデザインも初心を忘れないようにしている」と小泉さん。初心の熱い気持ちをキープし続けることは並大抵のことではない。「でもその熱を沸騰させ続ければ、自然に努力できる。デザイナーには強い気持ちが大切だと思います」。彼が内に秘める炎は今も大きくなりつつあるようだ。

COMPANY DATA

株式会社 アシックス

https://www.asics.com/jp/ja-jp/

国内で売上高一位を誇る総合スポーツ用品企業。アスリートから一般ユーザーまで幅広い層の信頼を得ている。海外売上比率が約80%と、グローバル企業としても高い知名度を誇る。

野口 翔平さん
コンバースフットウェア株式会社 
デザイナー
野口 翔平さん

「次の100年」につながるものを生み出すということ

 日本国内で販売されるコンバースシューズの企画デザインが野口さんの仕事だ。シーズンごとのテーマに基づき、新商品のデザインを練り上げていく。ニューヨークやロンドンなど海外の展示会でリサーチをしたり、ベトナムの工場でプレゼンをしたりと、その行動半径は広い。
 仕事をするようになって改めて、コンバースというブランドの重みを感じるようになった。「長い歴史の中で築かれてきた礎があって、その上で仕事をさせてもらっているという感謝の思いがある」。数十年来の熱烈なコンバースファン、あるいは何も知らずに買い求める人。さまざまな客層にアプローチし、魅力を伝えていくのがデザイナーに課せられた使命だ。  野口さんが仕事をしていて最もうれしい瞬間は、「『いいね』と言われそうなアイデアが浮かんだとき」だという。「コンバースのオールスターは100年以上生き続けている名品。今の自分たちは、次の100年につながる、語り継がれるものを残していかなければいけないと思っています」  今年で入社して11年目を迎える野口さん。ゆくゆくはコンバースのブランディングにも携わりたいと言う。「次の100年」は、もう始まっている。

COMPANY DATA

コンバースフットウェア株式会社

http://converse.co.jp

日本国内でのコンバースシューズを企画、製造、販売。「Design yourself」をスローガンに掲げ、シューズを通して流行を発信し続けている。

岩井 菜美子さん
株式会社ジャパーナ 
シューズ事業部 開発G
岩井 菜美子さん

デザイン画の忠実な再現を心がけて

 アルペングループで扱うシューズ全般の開発を手掛けている岩井さん。デザイン画をもとにサンプルを完成させるまでが主な仕事だ。「心がけているのは、デザイン画を忠実に立体として再現すること。工場での量産のしやすさにも気を配ります」。岩井さんのサンプルをベースに、何万足、何十万足が量産され、市場に出回る。売上を左右する重要な仕事だ。今の目標は、「岩井さんのパターンなら大丈夫」と言ってもらえるように、技術を磨くこと。日々の試行錯誤が成長へとつながっている。

COMPANY DATA

株式会社ジャパーナ

https://www.alpen-group.jp/japana/

アルペングループに対する商品企画・開発に加え、他社ブランドOEM生産の受託、国内外のメーカー・小売業への卸(B to B)などを主な業務にするスポーツ用品メーカー。

宇田川 鋼一さん
LVMHファッション・グループ・ジャパン
株式会社 / セリーヌジャパン
 
セールスアソシエイト
宇田川 鋼一さん

蓄えた知識が「武器」になる

世界初となるシューズ売り場の販売スタッフに抜擢された宇田川さん。彼の「武器」は、ヒコで学んだ靴の知識だ。知識があるから、製法や素材の良さが誰よりもわかるし、自分の言葉でお客様に伝えられる。「ヒールの高い靴を履くと足が痛い」「足の形に合う靴がない」といった悩みや要望に最適な提案ができる。そうやってお客様満足を丁寧に引き出していくことが、この仕事の醍醐味だ。「今後は洋服やバッグに関する知識も増やしていきたいですね」。宇田川さんの挑戦は続く。

COMPANY DATA

LVMHファッション・グループ・ジャパン 株式会社 セリーヌジャパン

https://www.celine.com/ja-jp/home

LVMHグループのひとつ。フランスのブランド・セリーヌ製品の輸入、販売を行う。表参道ブティック店をはじめ、全国各地に直営店を展開している。2012年、伊勢丹新宿店のシューズフロアに出店。シューズ専門の売り場は世界初だという。

石橋 美咲さん
株式会社 高進製靴 
企画部 主任
石橋 美咲さん

浅草発「キレイめ」シューズを世界へ!

 婦人靴メーカーで企画職として働く石橋さん。デザイナーとの打ち合わせからサンプルのやり取り、生産まで全ての工程をつかさどる司令塔の役割を担う。腕の見せどころは、デザイン画を立体に仕上げるまでの部分だ。木型に線を引き、型紙を作り、素材を決定し、製甲の指示を出す。「ヒールの高さや曲線の深さなど、細部はすべて私が決めています」。高進製靴の得意分野はエレガンス系のレディースシューズ。「高進らしさ」を表現できることは石橋さんの誇りでもある

COMPANY DATA

株式会社 高進製靴

http://www.shoesbakery.com

パンプスやサンダルなど靴のデザインや設計から革の裁断や製甲、底付けまでを一貫して自社で手掛ける。自社ブランド「SHOESbakery」を展開。

岸上 慎太郎さん
中山靴店 札幌三越店 
店長・バイイングマネージャー
岸上 慎太郎さん

足にやさしいインソールをお客様に届ける

コンフォートシューズの販売・企画・製造・オーダーメイドのシューズ・インソール(中敷き)の製造を手掛ける中山靴店。その接客はお客様の足の計測から始まる。「計測結果をもとに負担の少ない靴やインソールを提案させていただきます。どんな足の問題を抱えているのか、お客様と対話しながら見極めていくんです」。得意のイタリア語をいかし、年数回ヨーロッパに買付けに行くという岸上さん。「インソールの良さを広めることと、海外に出店すること、それが今後の大きな目標です」

COMPANY DATA

有限会社 中山靴店

http://www.lamanodekent.co.jp

コンフォートシューズ・オーダーメイド中敷きの専門店。お客様との対話を大切にし、足と靴について豊富な知識を持つ専門スタッフからのアドバイスなど、付加価値の高い接客により多くのリピーターを獲得している。

岩本 明日菜さん
株式会社 ヴァーブクリエーション 
生産管理
岩本 明日菜さん

「最高の仕上がり」を目指して

生産管理を担当する岩本さんの仕事は、生産スケジュールの作成から、材料や裁断、製甲の発注、出荷までの全工程を管理することだ。「アイテム数が多く、納期もタイトなものが多いので、それこそパズルのように細かく日程を組み上げていきます」。少しでもずれると納期に影響するので、気が抜けない。一枚の革が靴になるまでの工程を見届けられるのがこの仕事の面白さだと岩本さんは言う。「品質と生産性の向上は永遠の課題。今後いろいろ提案していきたいと思っています」

出原 賢さん
Koning Der Meister ショップオーナー
出原 賢さん

「元通り」を超えた靴修理

Koning(ケーニッヒ)とはドイツ語で「King」の意味。「職人の中の王様を目指す」という出原さんの想いが込められている。心がけているのは「ワンランク上の修理」。靴づくりや“足”について学んだからこそできる+αのクオリティを追求したいのだという。他の店では断られた靴も、出原さんは“つくり”の視点からなんとかできないかと考える。「お客様の予想を、いい意味で裏切っていきたい。お渡ししたときのお客様の笑顔が、この仕事の一番の醍醐味ですからね」。

小松 理史さん
カメイ・プロアクト株式会社 営業企画
小松 理史さん

正直な商売で商品の魅力を見せたい

デザイン・機能性に優れた輸入商材を扱うカメイ・プロアクト株式会社で、フランス発のスニーカーブランド「スプリングコート」の営業企画を担当。取り扱いを始めたばかりの現在は、主にブランディングを中心とした営業活動となっているそうだ。「在校時代にシュービジネスの授業があって、それをきっかけにこの職種を選びました。販売はピンとこないし、モノづくりも苦手、でも靴は好き……という自分にはピッタリのような気がしたんです。今でも当時のテキストは会社において参考にしています」入社以来、歴史あるシューズブランドをいくつか担当してきたが「欧米で持っている歴史やマーケットを、ちょっと特殊な日本のマーケットにどう乗せていくかを考えるとワクワクします」と仕事の楽しさを語る。仕事で気をつけているのは、性能や機能ばかりを細かく説明しすぎないこと。ともすれば機能やスペックだけですごいと思われることもあるのがスニーカーの世界だが、「まずはデザインありきのブランドが多いので、商品をパッと魅力的に見せることを心がけています」靴作りがわかるからこそ見える「商品の魅力」を強みに、顧客とのコミュニケーションを大切にしながら正直な商売をしていきたいとも語ってくれた。

朝倉 裕貴さん
アサクラ製作所 デザイナークラフトマン
朝倉 裕貴さん

シューズデザインには量産できることも大切

小さい頃からものづくりが好きだったという朝倉さん。アトリエ内にある工具は、古いものを自ら使えるようにメンテナンスしたものばかりだ。スニーカー好きが高じ「靴を作ってみよう」と思い立ったのは高校時代。ヒコへの入学後、革靴の奥深さにどんどん惹かれてブランド立ち上げを決意。卒業後は研修生としてヒコに通いながら準備を重ね、2012年にブランドを設立した。「自身でブランドを立ち上げる以上、量産できるデザイン・製法というのも大切な要素だと思うんです」だからこそ、CADやイラストレーター、さらにはCAD切削機も導入し、伝統的製法と最新技術を組み合わせながら「長く共に過ごせる靴づくり」に挑戦し続けている。

安部田 蔵馬さん
株式会社 イッセイ ミヤケ 雑貨企画室 企画職
安部田 蔵馬さん

既成の価値観にとらわれず、革新性あるプロダクトを生み出す

安部田さんがイッセイ ミヤケを志望したのは、「今までにないものを、人々の快適な日常のために」という会社理念に共感したからだ。「ありきたりのバッグは作りたくない」という姿勢は学生時代から一貫している。「既成の価値観にとらわれず、誰も見たことのない素敵なものを生み出す。ワクワクするものづくりができています」。基本的に素材も一から開発する。異素材を組み合わせたり、新たな加工を考えたり。デザインの細部にもこだわり、何回もサンプルを作り直すこともあるという。その試行錯誤は、安部田さんにとって苦しくも楽しい時間だ。「新しく出会う素材には、それぞれ“なりたい形”があると思うんです。そこにたどり着けるとすごくうれしい」
 イッセイ ミヤケには、バッグブランド「バオ バオ イッセイ ミヤケ」がある。それに続く商品を開発するのが安部田さんたちの使命だ。「奇抜なだけではダメ。バッグとしての機能や品質を満たしつつ『欲しい』『素敵』と思ってもらえるものでないと」。安部田さんの企画した商品も既に店頭に並んでいる。「納得のいくものづくりができて、それを実際にお客様に使っていただけるというのは大きな喜びだし、すごく贅沢なことなのかなと思います」。「まだ世にないもの」を求めて、安部田さんのチャレンジは続く。

COMPANY DATA

株式会社 イッセイ ミヤケ

https://www.isseymiyake.com/

1971年設立。レディス、メンズ服ならびに小物・アクセサリーの企画、製造卸、販売、展覧会などの企画制作を事業としているデザイナーアパレル企業。

神村 藍さん
株式会社ヘルツ 制作職
神村 藍さん

フルハンドメイドのカバン工房で、一挙手一投足に想いを込める

渋谷に工房を併設したショップを構える「HERZ(ヘルツ)」。神村さんはここで制作スタッフとして働いている。HERZの商品はすべて受注生産。型の種類はなんと700もあるのだという。「つくるモノが毎日違うから、今は日々勉強です。マニュアルもないので、先輩に教わったつくり方は、すべてノートにメモしています」。そう言って見せてくれたノートには、制作手順や留意点がびっしりと書き込まれていた。神村さんが心がけているのは、スピードと正確さ。「商品を待っているお客様がたくさんいらっしゃるので、できるだけ速く。でも、当然ですがどの工程でも気は抜けません。入社当初は失敗しないように、毎日緊張しっぱなしでした。少しずつ慣れてきた今でも、祈りに似た想いは同じですね」。1つ仕上がると、何よりもホッとするのだそう。この仕事の魅力は制作の全工程を自分の手でできることだと神村さんは言う。「黙々と手を動かしている時間が好き。しかも『できた! 』という達成感を日々味わえる仕事なんて、なかなかないですよね」。最近ではデザインにも関われるようになり、先輩に相談しながら試作をはじめている。すべてを手がけたバッグをお客様の手に届ける日が待ち遠しい。

COMPANY DATA

株式会社ヘルツ

https://www.herz-bag.jp

「一生使える」をテーマに革の裁断から縫製まで、1点1点すべて職人の手でつくりあげる手作り革カバン工房。渋谷と大阪と博多等に工房と直営店を構える。

稲葉 直子さん
株式会社 T&L 企画デザイン
稲葉 直子さん

とことん考えて、考えて、考え抜くという仕事

T&Lの企画デザインチームは、社長と稲葉さんを含め計3名。仕事のメインは「考える」ことだ。「一つの展示会が終わるとすぐ、次の企画。常に考え続ける仕事ですね」。ショップを覗いて流行をチェックしたり、青山界隈を歩く人たちのファッションを観察したり。休日は時間の許す限り美術館などを訪れる。そうしてリサーチしたものが次の企画のタネになる。リサーチの対象はバッグに限らない。「私は建築物が好きなので、建物の素材や形からヒントを得ることもあります」 おおよそのイメージを固めてからデザイン画を描き、ディテールを詰めていく。絵だけでイメージがつかめないときは、紙やシーチングなどの素材を使って立体模型をつくることも。サンプルをつくる段階では、満足いくものが上がるまで何度もやり取りを重ねる。思い描いたとおりのサンプルが上がり、社内の女性スタッフに「いいね!」と言ってもらえたときがいちばんの喜びだと言う。 発売後は、店頭に様子を見にいくことも。「やっぱり売れているとうれしいですね。お客様が欲しかった『答え』を出せたのかな、って」。T&Lならではのクオリティを守りつつ、長く愛用してもらえるバッグをつくりたい。稲葉さんはそんな思いで日々「次の企画」を考え続けている。

COMPANY DATA

株式会社 T&L

https://toffandloadstone.jp

デザイナーの坂井一成氏により2004年に設立。オリジナル真鍮金具がアイコンのブランドTOFF&LOADSTONEを中心に、全国のセレクトショップ等で展開。

寺田 桃己さん
株式会社 ヤマニ 企画デザイン
寺田 桃己さん

「社内で一目置かれるデザイナー」を目指して

 メンズ事業部で革小物の企画デザインを担当する寺田さん。海外ブランドのコレクションを見たり、ショップをチェックしたり、今売れているもの、今後求められるものをひたすら考える毎日だ。2017年には初めて、自身の企画した財布のシリーズが販売された。「評価されてうれし かった」が、自分の実力はまだまだだと実感している。目標は「社内で一目置かれるデザイナーになること」。はっとするようなセンスを持つ先輩に少しでも近づけるよう、日々努力を積み重ねている。

COMPANY DATA

株式会社 ヤマニ

https://www.yamani.co.jp

「メンズ事業部」、「レディス事業部」、「ゴルフ事業部」という3つの事業部で30前後のライセンスブランドの製品を百貨店や量販店、専門店に卸す、業界屈指の袋物問屋。

山崎 洋史さん
株式会社 石川 製造部
山崎 洋史さん

「世界一いいものを作れる職人」を目指す!

 革小物を扱うOEMメーカーで働く山崎さん。石川の「技術力に惚れて」、弟子入りする思いで入社した。バッグとは違う小物ならではの技術など、今は文字通り「一から勉強している」日々だ。仕事の中で大事にしているのは、「百個作るうちの一個であっても、お客様にとってはかけがえのない一個」だということ。だから見えない部分の処理にも手を抜かない。将来の夢は「世界一いいものを作れる職人になること!」と言い切る。技術への飽くなき探求心が山崎さんの原動力だ。

COMPANY DATA

株式会社 石川

http://www.iskwjp.com/

革製品を扱うOEM専門メーカー。「確かな品質」「職人による熟練した技術」「海外生産ライン」を活かし、企業ニーズに合った企画を提案している。

菊池 優佑さん
エース株式会社 商品企画部制作室
菊池 優佑さん

考えて、生み出す楽しさを日々感じている

財布、コインケース、手帳カバー、ペンケースといった小物部門の商品企画を担当する菊池さん。新たな商品を提案したり、デザイナーのイメージを形にしたりするのが主な仕事だ。「考える」仕事をしたくて、前職のメーカーから転職して1年半。生みの苦しみを味わいつつも充実した毎日を送っている。最近取り組んだのは、二つ折り財布とボックス型の小銭入れを一体化させるという難題。「いかにスマートに収められるか、市場調査を行い試行錯誤を繰り返しました。やっと形になったときは、達成感がありましたね」。とはいえ、仕事はそこで終わりではない。その後は量産に向けての改良作業が待っているし、他に走っている案件も多数。「考える」ことに終わりはない。「自分は、経験値という面ではまだまだだと思う」と菊池さん。「先輩たちは、扱ってきた点数がはるかに違う。自分ももっともっと経験を積まないと」。休日には百貨店を巡り、いろんな商品を見て勉強。新たな発見は、次の仕事に生かす。自分の経験値を補う、ささやかだが重要な努力だ。「財布などの小物は、なかなか新しい形は生まれにくいもの。でも、自分の発想で全く新しいものを生み出せたらうれしいですね」。菊池さんの挑戦は続く。

小池 夕希菜さん
株式会社サンワ 生産管理
小池 夕希菜さん

同じ業務を半分の時間でできる強み

バッグや小物類のOEM生産を手がける株式会社サンワで、生産管理業務を行っている小池さん。生産拠点である中国との折衝、調整業務が中心の毎日。「モノづくりの知識やテクニックがあることで、どうすれば見た目を変えずに効率的に作れるかなどがわかる。作り方を知らない人の半分の時間で、クライアントを満足させられる回答を提示できるのが専門性を持っている強みですね」。業務そのものに興味を持って仕事をすることで、クリエイティブな能力を発揮している。

西川 紗生さん
株式会社パラディドル 生産部
西川 紗生さん

自分が手掛けたバッグを世に送り出す喜び

革の匂いに包まれた小さな工房が西川さんの仕事場だ。雑誌にもたびたび取り上げられる「カツユキコダマ」のハイセンスなバッグは、西川さんの手を通ってここから生み出されていく。新製品のサンプルの縫製も西川さんの仕事。「1枚のデザイン画が、型紙を経て、徐々にバッグの形になっていく。その工程に携わるときはいつもワクワクします」。こだわりは、たとえ目立たない部分であっても、手を抜かず美しく縫い上げること。「それが商品の価値につながっていれば、うれしいですね」。